「見て、知って、備えてくださる」

2017.6.11.       礼 拝

 

創世記 22:1-14(P31)     「見て、知って、備えてくださる」

 

アブラハムは「信仰の人」であると知られていますが、彼の生涯を見ていく時に、そのように思えない部分も出てきます。けれども、確かに信仰の人だったのです。その背景には、神様の存在がありました。

 

1.神は成長させてくださる

アブラハムの生涯は試みの連続であったと言うことができます。それは、神に従う者へと成長させるためのものでした。試みの中で多くの失敗を犯しましたが、神様はそんな彼を見捨てず、成長へと導いてくださったのです。神様が一歩一歩成長させ、信仰の人としてくださったのです。

 

2.神は従う者に応えてくださる

愛する子イサクをささげることは、最も過酷な試みでした。にも関わらず、彼は神様に従い、「備えてくださる」〈8〉という信仰を持って進んで行ったのです。神様はその信仰に応えて、一匹の雄羊を備えてくださったのです。〈13〉どんな状況の中でも、神様は従う者に応えて下さいます。全てを委ね、従う者となりましょう。

 

3.神は見続けてくださる

神様は「試みる者」〈1〉であり「備える者」〈14〉です。全く違うような二つの姿ですが、その間も変わらず彼を見続けてくださっているのです。試みの孤独を感じたこともあったでしょう。しかし、いつも守りと備えがありました。神様は私たちの状況を、見て、知って、備えてくださるお方です。このことは一生涯変わることがありません。全生涯を導いてくださる素晴らしい神様に信頼する者となりましょう。