「行動の先に見えるもの」 2021年7月

どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう。(フィリピ4:6~7)

 

私たちの人生は、思い煩うことの連続であると言えます。それは、これから先に何が起こってくるのかが私たちには分からないからです。そのため、一度問題が起こると、どのように進んだら良いかが分からなくなり、その場で立ち止まってしまうこともあるのです。行動する前に色々と考えた結果、諦めてしまうこともよくあるのではないでしょうか。

今年も様々なテレビドラマが放送されていますが、4月から始まった春ドラマも最終回を迎える時期となりました。今年の春ドラマの中に、「ドラゴン桜」(TBS系列、毎週日曜日21:00~)というドラマがあります。生徒たちが様々な問題に立ち向かいつつ、東京大学を目指していく物語ですが、今回は、2005年にも放送された続編として放送されています。今回のドラマのキャッチコピーは「時代に負けるな今こそ、動け!」でした。様々な場面で行動することにスポットライトを当て、ここまでストーリーが進められてきました。

ドラマと私たちの実生活とは異なっていますが、「行動の先に見えるもの」があります。聖書にもそのことがはっきりと書かれています。それは、祈るという行動から始まっていきます。私たちから思い煩いがなくなることはありません。しかし、一歩踏み出して祈る時に、主なる神様は、あらゆる人知を超える神の平和を与えてくださるのです。その中で私たちはいつも守られるのです。

行動するのは、言葉以上に難しいことです。しかし、その先に見えてくるものもあります。私たちのどんな祈りをも受け入れてくださる主なる神様に日々祈りをささげていきましょう。

門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太