「良い羊飼いの値」
2021.3.7. ウェルカム礼拝
ゼカリヤ書11:12-14(P1491) 「良い羊飼いの値」
良い羊飼いの値
▽〈12〉。良い羊飼いが、イスラエルの指導者たちに、自分にふさわしい賃金を支払うように求めた時、彼らは銀貨30枚を支払いました。しかし、その値は、
▽モーセの律法によると、奴隷を死なせた場合、その主人に支払わなければならない値です〈出エ21:32〉。良い羊飼いの値は死んだ奴隷と同じです。
▽このことは、イスカリオテのユダと祭司長たちの取り引きによって、祭司長たちから、ユダが銀貨30枚を受け取った時に成就しました〈マタ26:14-15〉。
祭司長たちの取り引き
▽〈13〉。主は、良い羊飼いにその銀貨を神殿の鋳物師に投げ与えるようにと言われ、彼は言われたとおりに実行しました。このことは―――
▽イスカリオテのユダが、イエスが死罪と判決されたことを知って後悔し、返そうとしましたが断られ、それを神殿に投げ入れましたが、祭司長たちがその金で「陶器職人の畑」を買い、外人墓地にしたことで成就〈マタ27:3-10〉。
▽神殿の会計から支払った銀貨は、いけにえの動物を買うという特別な目的。
散らされた民
▽〈7〉。良い羊飼いは、羊の養育のために、「好意」と「一致」という2本の杖を使っていましたが、〈14〉「一致」の杖は折られました。これは――
▽後にイスラエルの民が離散し、民の一致がなくなることによって成就。イエスが「羊飼いを打て、その羊の群れは散らされる」〈ゼカ13:7〉を引用してイスラエルを代表する12使徒の離散が予告されて、AD70年に成就。
イエスはエルサレムのために嘆かれ、終末の徴を予告された〈マタ23章、24章〉。