「自分を超える」
2021.7.11. 礼 拝
エレミヤ書1:4-8(P1172) 「自分を超える」
私たちの目の前には、自分自身という壁があります。この壁を基準にして、自分自身の限界を決めたり、周りの人たちと比べたりするのです。主なる神様は、そんな私たちに声をかけ、「自分を超える」者とならせてくださるのです。
1.知っていてくださる
エレミヤは自分自身に自信がない人でした。そんな彼に主は声をかけたのです。その根拠は、「あなたを知っていた。」〈5〉なのです。主は私たちのことを一番知っていてくださいます。自分自身の中で無理だと感じるようなことも、主から見るとできることなのです。主があなたに語られる言葉に耳を傾けていきましょう。
2.用いてくださる
主の言葉に対するエレミヤの答えは、無理だというものでした〈6〉。それでも主は彼の背中を押したのです。エレミヤの働きは、彼から始まったのではなく、主から始まっていきました。ただ、私たちの性格は簡単に変わりません。一歩を踏み出した後も立ち止まることは多々あります。主は何度でも私たちを励まし、そして、用い続けてくださるのです。
3.共にいてくださる
主は彼に命令を与えただけではありません。同時に約束も与えているのです。それは、「わたしがあなたと共にいて必ず救い出す」〈8〉というものでした。彼がこれから進んでいこうとする道は、厳しく困難な道でした。そんな中でも主は彼と共にいて、助けを与えてくださったのです。私たちは何があっても一人ではありません。
自分自身で限界を決めるのではなく、主が与えてくださった可能性に期待しましょう。なぜなら、私たちは主によって全てが可能となるからです〈フィリピ4:13〉。