「聞きなさい」 2024年8月

耳のある者は聞きなさい。(マタイ13:9)

8月になり、夏も本番を迎え、暑い日が続いています。テレビのニュースなどで「過去最高」という言葉を目にする機会がよくあるように、一昔前と比べても暑い日が増えたと感じます。

暑いと感じるのは、決して私たちの身体だけではなく、データでもそのように示しています。昨年の夏の平均気温は、平年と比べて1.76℃高く、気象庁が統計を取っている125年間で最も高くなりました。気象庁の検討会では、「異常気象」と指摘したそうです。

気温が高い日で心配されるのが「熱中症」です。環境省と気象庁では、2021年4月から「熱中症警戒アラート」の運用を開始し、今年からは「熱中症特別警戒アラート」の運用を開始しました。連日、熱中症警戒アラートが発表され、様々なメディアを通して注意が呼びかけられています。

「アラート」は英語で「警戒する」「注意する」を意味し、警報や警告を伝えるために使われる言葉です。そのため、伝えられた人たちがその情報を心に留め、警戒し、注意する必要があります。

聖書には、様々な事柄が書かれています。そこには、主なる神様からの励ましがあり、慰めがあります。ただ、それだけではなく、私たちに対する警告も聖書の中には含まれているのです。

私たちは、自分自身が聞きたい情報だけを聞いてはいないでしょうか。「私には関係ないことだ」と右から左へ流してしまってはいないでしょうか。

主は、私たちに、今、必要な言葉を語ってくださいます。その言葉を私たちはいつも聞いていきたいのです。主からの語りかけを心に留め、この暑い夏も主と共に歩み続けていきましょう。

門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太