「立ち直るきっかけ」
2025.5.11. 礼 拝
ヨハネ福音書21:1-14(P211) 「立ち直るきっかけ」
ペトロは、十字架に向かわれるイエス様を三度も知らないと言いました。このことは、彼にとって立ち直ることができないような大きな失敗でした。しかし、主は、そんな彼の内に働き、再び主のために仕える者とならせてくださったのです。
1.待っていてくださる
ペトロは、漁をするために舟を出しました。それは、魚をとるためではなく、イエス様から離れることを意味していました。しかし、主は、彼を見放すことはありませんでした。彼と再び会うために、湖の岸辺に立っておられたのです。主は、一人ひとりの状況をよく知っていてくださいます。そして、あなたをいつも待っていてくださるのです。
2.思い起こさせてくださる
漁に出かけたその夜は、何もとることができませんでした。ただ、「舟の右側に網を打ちなさい」〈6〉との主の言葉に従った時、多くの魚がとれたのです。この出来事は、ペトロにとって初めての経験ではありませんでした。彼の信仰の原点がそこにあったのです。主は、救いの原点を思い起こさせてくださり、心を新たにしてくださいます。
3.励ましてくださる
イエス様は、弟子たちのために朝の食事の準備をしておられました。彼らを責めるためではなく、励ますためでした。この後、ペトロは、立ち上がり、主の働きを担う者となっていきます。主は、いつも私たちを招き、励ましてくださいます。信仰の歩みは、自分自身の力で頑張ることではありません。主の力を受け、主と共に前進していくことなのです。
信仰の歩みも平坦な道ではありません。主から離れてしまうような時もあるのです。主は、そんな私たちを立ち直らせてくださいます。主のもとへ行き、新しい力をいただきましょう。