「私たちの心の奥に」
2016.2.21. 礼 拝
マタイ 21:28-32(P41) 「私たちの心の奥に」
二人の息子のたとえ
「ぶどう園に行って働いてきなさい」という父の言葉に「嫌です」と答えた兄〈29〉と、「お父さん、承知しました」と答えた弟〈30〉の話し。
後で考え直して出かけた兄と何もしなかった弟。どちらが父の望み通りにしたか?人々は「兄の方です」と答えます〈31〉。このたとえは人が、すんなりと答えてしまえる程、分かり易い話しです。
兄と弟
考え直して働いた兄は、取税人や娼婦を表し、良い返事をして何もしなかった弟は、祭司長や民の長老たちを指しています。2択の問いです。
しかし、32節にはヨハネの事について書かれています。バプテスマのヨハネが現われた時を、1度目と考えると、今回は2回目で、選択肢は3択とも捉えることもできます。この話しの真意は【考え直す】ことです。
イエス様の問い
イエス様は、「あなたたちはどう思うか?」と問われました〈28〉。誰に問うたのか?祭司長や民の長老たちです〈23〉。しかし、この問いは、イエス様に直接お会いした人だけにではありません。今、聖書を読む私たちにも問われているのです。私たちはこの問いにどのように返事をしますか?
私たちに与えられているチャンスを逃すことなく、応答しましょう!
お祈り 天にいます父なる神様、御名を崇めます。最終的に従った兄と、考え直さなかった弟。自分自身の心に問い、考えと思いを点検します。与えられている恵みに感謝して、イエス様の御名によって祈ります。アーメン。