「神の民の呼び名」

2013.3.10.          礼  拝

 

Ⅱコリント11:22(P338)      「神の民の呼び名」

 

Ⅰ.ヘブライ人

「ヘブライ」は、セムの曾孫(ひまご)エベルに関係します〈創世記10:25〉。彼の名は「通過する」の意味の語源「イブリ(メソポタミヤではハブリ)」から出たものです。

 ヘブライ人とは、通り過ぎる者(放浪者(さすらいもの)、寄留者)です。アブラハムはカルデヤのウルからカナンの地へ、その子孫はモーセと共にエジプトからカナンへ彷徨いました。

あなたも紅海を渡り(受洗)、エジプト(この世)を出た霊的へブライ人です。(ヘブライ11:13,16)

 

Ⅱ.イスラエル人

イスラエル(神と争う)という名は、ヤコブが祈りによって主と格闘し、勝った時に与えられた新しい名です(創世記32:25-31)-(ヘブライ12:4)

彼は怪我)しながらも、自分と子孫の祝福を得るために、神に立ち向い、顔を合わせて神を見、祝福を勝ち取りました(創世記32:30-32)。(ヘブライ10:36)

あなたも霊的イスラエル人です。祝福を勝ち取るまで、霊的に戦いましょう。(エフェソ6-10-13)

 

Ⅲ.ユダヤ人

「ユダヤ人」という名は、ローマ政府が広めましたが、ナチス(ドイツ)によって大量虐殺されたことによって、世界中に知られるようになりました。

南ユダの不信仰によって、バビロン捕囚となったユダ族(ベニヤミン族も)は、祖国ユダヤに帰り、神の都エルサレム周辺に住み、ユダヤ教を確立した忠実な民の呼び名です - これは、ヤコブの預言の成就です。(創世記49:8-12)

パウロは、自分がヘブライ人であり、イスラエル人、ユダヤ人であることを誇っています。

あなたも霊的アブラハムの子孫とされていることを誇りとしましょう。(ローマ4:12-16)