「祝福された生き方」

2024.7.7.     礼 拝

使徒言行録20:35(P255)     「祝福された生き方」

使徒パウロは、「受けるよりは与える方が幸いである」〈35〉と語りました。私たちは、与えるよりも受ける方が良いと考えます。しかし、主は、与えるという行動の先に祝福を備えてくださるのです。どうしたら与える人となることができるのでしょうか。

1.受けることから始まる

パウロは、与えることを実践してきました〈34〉。ただ、元々は、クリスチャンたちを迫害し、様々なものを奪い取っていました。しかし、主と出会った時に、本当の愛を受けたのです。また、これまでの伝道旅行の中で多くの人たちの助けと祈りがありました。彼は、様々な人たちから愛を受けることを通して少しずつ与える人となることができたのです。

2.主の模範に立つ

イエス様は、何一つ自分自身のために働かれたことはなく、人々に与え続けられました。決して上から目線ではなく、相手の立場に立ち、必要に応え、実行されたのです。私たちにとってもこのことは不可能ではありません。主は、私たちをキリストの満ちあふれる豊かさになるまで成長させてくださいます〈エフェ4:13〉。主の模範に立ち続けましょう。

3.主に委ねて行動する

与えることは、自分自身の手元から減ったり、なくなったりすることを意味します。ここに、私たちが行動するのを躊躇する大きな理由があります。けれども、主は、私たちが与えること以上の祝福をすでに備えていてくださいます。あなたは、自分自身が持っているものを惜しんではいませんか。主に委ね、一歩を踏み出しましょう。

私たちは、今もなお様々なものを受け続けています。あなたは、受けたものをどのように用いますか。神と人とを愛し、受けたものを喜んで与える者となりましょう。