「祈る教会」
2024.5.19. ペンテコステ礼拝
使徒言行録12:5(P236) 「祈る教会」
初代教会は、祈る教会でした。ただ、「今こそ彼らの脅しに目を留め」〈4:29〉と祈らなければならないぐらいに信仰の戦いの連続でした。それでも彼らは、いつも祈り、大胆に御言葉を語ったのです。このことができたのは、彼ら自身の力ではなく、聖霊の力によるのです。
1.共にいてくださる
この時、ヨハネの兄弟ヤコブが殺され、ペトロも捕らえられてしまいました。教会のリーダーたちがいなくなってしまったのです。絶体絶命とも言えるような状況の中で彼らは祈ったのです。聖霊は、私たちを祈りへと導きます。主は共にいると確信させてくださるのです。聖霊によって励まされ、どんな時にも祈り続けていきましょう。
2.祈りに答えてくださる
教会は、ペトロのために祈りました。けれども、実際にペトロが牢から救い出され、家の門の戸をたたいた時、彼らは信じることができませんでした。ペトロが救い出されることは、不可能に近い事柄だったからです。主に不可能なことは、何一つありません。だから、いつも主に信頼して祈りたいのです。聖霊によって祈りの確信を持つ者となりましょう。
3.前進させてくださる
問題は、私たちの歩みを止めてしまうものです。主は、私たちの問題を解決し、乗り越えさせてくださいます。「神の言葉はますます栄え、広がって行った」のです〈24〉。聖霊は、今いるところから次のステップへと進ませてくださいます。問題の中にあっても主に期待しましょう。そして、聖霊によってさらに前進させていただきましょう。
聖霊に満たされ続けていく時、祈る教会となることができます。そこに主の御業が現わされていくのです。変わらないペンテコステの恵みを今日も一人ひとりが受け取りましょう。