「祈りの力」

2023.12.10.     礼 拝

 

Ⅱテサロニケ3:1-2(P382)     「祈りの力」

 

使徒パウロは、各地を巡り歩いて伝道し、教会を建て上げました。そんな彼が教会や個人に宛てた手紙の中で何度か用いている言葉があります。それは、「私のために(私たちのために)祈ってください」という言葉です。祈りは、私たちに大きな力を与えるものです。

1.祈りは『励ましを与える』力がある

私たちは、孤独な状況におかれることがあります。一つの事柄に集中している時に起きやすいとも言えるのです。もし、そのままで進んでいくならば、どこかで疲れ切ってしまいます。私たちは、日々力を補給する必要があります。それは、周りの祈りによってです。あなたは一人ではありません。励ましを受け取り、共に進んでいきましょう。

2.祈りは『宣教の力を前進させる』力がある

パウロの関心は、どのような時にも主の言葉が広がっていくことにありました。そのために、彼は、全力で働きを進めていたのです。ただ、宣教の働きは、彼一人だけでしていたのではありません。その背後には、たくさんの祈りが積まれていたのです。宣教の働きと前進のために一人ひとりが覚えて祈りましょう。

3.祈りは『困難を解決する』力がある

パウロの目の前には、福音に敵対し、宣教者たちを害する人々の存在がありました。困難は、考えるだけでも嫌なものです。そんな時、私たちは、一度困難から目を外したいのです。そこには、たくさんの祈りの手が挙げられています。祈りは、困難から解決へと導いていきます。困難ばかりを見るのではなく、周りに目を向けてみましょう。

私たちは、周りの人たちのために祈るだけではなく、自分自身も祈られる必要があります。今日も互いに祈り合い、力を受けて、さらに前進していく教会とならせていただきましょう。