「見上げれば、命を得る」  

2025.4.27.     礼 拝

民数記21:4-9(P249)     「見上げれば、命を得る」

主はモーセに言われた。「あなたは炎の蛇を造り、旗竿の先に掲げよ。蛇にかまれた者がそれを見上げれば、命を得る。」〈8〉。

1.イスラエルの民の反抗 

出エジプトから、長らく荒野を旅している民は、耐えきれなくなり、「神様とモーセ」に不満を言います〈5〉。「エジプトは良かった」、「粗末なものしか食べるものがない」、民は目の前にある恵みに目を留めることなく、状況を嘆きます。

人は慣れによって恵みを見逃してしまうことがあります。

2.モーセのとりなし 

神様は民に炎の蛇を送り、多くの人がかまれて死にました〈6〉。人々は、これを見てすぐに、自分たちの言動を改め、モーセに「蛇を取り除いて欲しい」ととりなしを求めました。モーセが民のために祈る〈7〉と、神様は、青銅の蛇を造って掲げるように命じられました。

人々の身勝手な行動にも関わらず、モーセは神の憐れみを求めました。

3.神の救いを見る  

モーセの掲げた蛇を見た人々は、炎の蛇にかまれても癒され命を得ました〈9〉。目に見える奇跡(分かりやすいこと)は、人々の信仰にとって、励ましとなります。人々は、蛇にかまれた痛みを覚えつつ、神様を見上げたことで与えられた命を覚えました。

私たちが救われた時、その喜びは本物でした。私たちは慣れた現在も、初めの喜びの中を歩んでいるでしょうか?

天の父なる神様。今日も私たちの信仰を新しくし、しっかりと恵みを味わうことができるようにしてください。とりなしてくださる方に感謝と希望を持ち、歩むことができますように。イエス様の御名によってお祈りします。アーメン。