「涙の日から喜びの日へ」
2017.4.16. イースター 礼 拝
ヨハネ 20:11-18(p209) 「涙の日から喜びの日へ」
この時期になると「ハッピーイースター」という言葉をよく目にするようになりました。けれども、イースターの最初の朝はハッピーとは真逆の悲しみの涙から始まっているのです。どのようにして喜びの日へと変わっていったのでしょうか。
1.イエス様は全てを知っていてくださる〈11-14〉
マグダラのマリアは悲しみのどん底にいました。涙を流し、墓の外でただ立ち尽くすことしかできなかったのです。そのような時、私たちは「誰も何も分かってくれない」と自分自身の殻に閉じこもってしまいがちです。しかし、イエス様だけがその悲しみを全て知っていてくださるのです。全てを知り、寄り添ってくださるのです。
2.イエス様は名前を呼んでくださる〈15-16〉
近くに立ち、声をかけてきた人が捜していた相手にも関わらず、そのことに気付きませんでした。そこで、イエス様が親しく「マリア」と名前を呼ばれた時に、ようやくイエス様だと分かったのです。この一言は暗闇のような心に光を与えるものでした。喜びへのきっかけとなったのです。イエス様は今日も親しくあなたの名前を呼んでくださいます。呼びかけに応答し、喜びのきっかけを受け取りましょう。
3.イエス様は新しい歩みを始めさせてくださる〈17-18〉
よみがえられたイエス様と出会ったマリアは、新しい歩みを始めていきます。「わたしは主を見ました」と弟子たちに伝えに行ったのです。そこに悲しみはありません。イエス様は、悲しみを喜びに変え、新しい歩みを始めさせてくださるお方です。また、このお方は今も生きて、私たちと共に歩んでくださっています。イエス様を受け入れて、喜びに満ちあふれた新しい歩みを今日から始める者となりましょう。