「決意」
2020.4.26. 礼 拝
ルツ記3:5-18(P425) 「決意」
ルツはナオミからの提案に対して「言われるとおりにいたします」〈5〉と答えました。しかし、この提案は簡単に決断することができないようなものでした。なぜ、ルツは素直に応答することができたのでしょうか。
1.ルツは決意をもって踏み出した
物事に迫られていたから『腹を括った』訳ではありません。妥協して踏み出した一歩ではなかったのです。彼女が踏み出した一歩は、神様に全てを委ね、神様に信頼するという決意を固めた一歩だったのです。ただ、私たちは決意を固めても、簡単に揺らいでしまうことがあります。主はその決意を守り、祝福してくださるのです。
2.ルツは決意をぶつけた
ボアズの「お前は誰だ」〈9〉という言葉は予定外の言葉でした。しかし、この言葉を掛けられた時、彼女は素直に自分の決意をボアズにぶつけました。主は私たちが信頼し、踏み出した決意を無駄にされることはありません。その決意を全て受け止めてくださるのです。状況を見て諦めるのではなく、決意をそのままぶつける者となりましょう。
3.ルツは決意の答えを待った
私たちは答えが早くほしいと思うものです。待つということはとても忍耐が必要な事柄です。ルツたちは答えを待ち続けることを決めました。それは、主は確かに働いてくださることを信じたからです。私たちは人や物に期待するのではありません。ただ主に期待するのです。
「主は生きておられる」〈13〉。ここに決意の根拠があります。状況を見る時に悩むこともあるかもしれません。しかし、今日もまず主に信頼し、期待していきましょう。