「新生体験」
2013.11.17. 礼 拝
創世記32:23-33 「新生体験」
「お前の名はもうヤコブではなく、これからはイスラエルと呼ばれる。お前は神と人と闘って勝ったからだ。」〈29〉
ヤコブは20年ぶりに再会する兄の怒りを恐れ、自分一人残り、一晩中神と格闘しました〈24,25〉。彼の執念に〈27〉、全能の神が愛の故に彼に負け、彼を祝福してくださいました〈29〉。
ヤコブは、神の恵みがなければ、何もできない自分の弱さを自覚しました。
ヤコブは「あなたはどんな人間か」と問われ、「押しのける者」ですと正直に答えます〈28〉。神が彼の名を「イスラエル」と変えられたのは〈29〉、先祖の神が彼の神となり、子孫が永遠に神の民となるとの約束〈出エジプト3:15〉の成就です。神は彼が握っているものを手離すまで格闘しました。〈28〉は自分が罪人であり、自分の力の限界を認め、神により頼む信仰の告白です。
神は、正直に自分を明け渡す人を新しく造り変えてくださいます。
ヤコブは祝福を勝ち取り、そこをペニエルと名付けました〈30,31〉。彼は明け渡すことの恵みを体験したのです〈ホセア12:4-5〉。彼は腰を痛め、傷跡は子孫にも残りました〈33〉が、彼を輝く朝日が照らします〈32〉。
〔お祈り〕
天の父なる神様、御名を崇めます。私がご自身と祈りの格闘をし、自我が砕かれ、造り変えられて、御名の栄光を現わす者としてください。イエス様の御名によってお祈りします。 アーメン