「新しい歌」

2021.6.20.     礼 拝   

 

詩編96:1-3(P934)     「新しい歌」

 

信仰者たちは、旧約の時代も新約の時代も「新しい歌」を主に向かって歌いました。それは、彼らの力によってできたことではありません。主によって彼らは賛美をささげることができたのです。新しい歌は、私たちから始まるのではなく、主から始まっていきます。

1.いつも招いてくださる

賛美ができるのは、当たり前のことではありません。なぜなら、私たちは希望もないような暗闇の中を歩んでいたからです。その中から主は救い出してくださったのです。それだけではなく、主を賛美する民として礼拝へと招いてくださっているのです。救いの喜びを再確認し、心を主に向けていきましょう。

2.いつも恵みを注いでくださる

私たちの日常は良いことばかりではありません。時には、悩んだり、苦しんだりすることもあります。そこにも主の恵みはたくさんあるのです。恵みは一時的なものではありません。「見よ、新しいことをわたしは行う」〈イザ43:19〉と語られているように、主はいつも新しい恵みを注いでくださるのです。日々あふれ出る主の恵みを体験しましょう。

3.いつも力を与えてくださる

信仰者たちに委ねられている働きは、御救いの良い知らせを告げることです〈2〉。しかし、今いるところから一歩を踏み出すのは難しいことです。そんな私たちに主は力を与え、出て行く者とならせてくださいます。状況を見て諦めるのではなく、主に期待しましょう。主は私たちが一歩を踏み出した先で、必ず働いてくださいます。

主は絶えず新しいことをなしてくださいます。「新しい歌を主に向かって歌え」〈1〉という呼びかけに応答して、主に心からの賛美をささげていきましょう。