「愛に生きる者となる」
2023.11.19. 礼 拝
Ⅰヨハネ4:7-12(P445) 「愛に生きる者となる」
聖書には、愛に関することが様々な場面で書かれてあります。その中でも一番多く扱ったのが、愛の使徒とも呼ばれるヨハネでした。ただ、彼は、元々雷の子とも呼ばれており、愛とは程遠い人物でした。どのようにして愛に生きる者となることができたのでしょうか。
1.神は愛である
「愛は神から出るもの」〈7〉とヨハネははっきりと語りました。神こそが愛の源なのです。源は、様々な流れの始まりの部分を表す言葉として用いられています。源からの流れは、どのような時にも止まることなく、流れ続けているのです。そこに条件はありません。神は、いつも変わることなく愛し、全ての人を愛してくださるのです。
2.神がまず私たちを愛された
神は、私たちを愛してくださっています。しかし、この愛は、私たちが何かをしたから与えられるものではではないのです〈10〉。神の愛は、見返りを求めない愛です。自己犠牲的な愛であり、他者中心的な愛なのです。一方的な愛がいつも私たちに与えられています。この愛に気付き、自分自身のものとして受け取る者となりましょう。
3.神の愛が示された
神が示された愛は、独り子を世に遣わすほどの愛でした。それは、私たちの罪を償ういけにえとしてでした〈9-10〉。人は、誰もが生まれた時から罪を持って生きています。罪とは、私たちの努力ではどうすることもできません。イエス・キリストの十字架によってのみ解決することができるのです。神の愛によって新しい一歩を踏み出しましょう。
愛に生きる者となるためには、一人ひとりが神の愛をまず受け取る必要があります。あなたは、神に愛されています。今日も神の愛に感謝し、愛されていることを喜びましょう。