「弱い者から強い者へ」
2022.3.20. 礼 拝
士師記6:11-16(P390) 「弱い者から強い者へ」
ギデオンは、信仰の勇者として知られています。しかし、最初から勇者と呼ぶことのできる人物だったのではなく、とても弱い人物でした。主はそんな弱い者の内に働き、強い者としてくださったのです。
1.働きを委ねられる
ギデオンは、ミディアン人を恐れて酒ぶねの中に隠れていました。そんな彼に主の使いは「勇者よ」〈12〉と声をかけたのです。この時の彼の姿を見て、勇者だと認める人は一人もいません。しかし、この声から彼の勇者としての歩みは始まったのです。主は私たちに働きを委ね、その働きにふさわしく成長させてくださるのです。
2.そのままを用いられる
誰の目から見てもギデオンが勇者になるのは、難しいことでした。それは、彼自身が一番よく知っていました。主は「あなたのその力をもっていくがよい」〈14〉と語られたのです。主が求めておられるのは、何か特別なことができるかどうかではありません。そのままのあなたを用いたいと願っておられるのです。
3.共に踏み出してくださる
酒ぶねから出ることは、勇気が必要となることです。なぜなら、新しい環境へと踏み出していかなければならないからです。けれども、主は「わたしがあなたと共にいるから」〈16〉といつもそばにいて励ましてくださるのです。私たちは一人ではありません。あなたが今いる場所から主と共に一歩を踏み出していきましょう。
私たち一人一人を主は用いたいと願っておられます。それは、私たちの能力などで左右されることではありません。主の呼びかけに応答して、今日も立ち上がりましょう。