「小さな信仰、大きな祝福」
2021.3.28. 礼 拝
ルカ福音書17:5-6(P142) 「小さな信仰、大きな祝福」
「できるか」「できないか」ということは、私たちの中で重要な事柄の一つです。そのことを基準にして、周りの人たちと比べたり、物事を判断したりするからなのです。しかし、イエス様が注目されていたところは、私たちの考えとは別のところにありました。
1.主に目を向ける
使徒たちはなぜ「わたしどもの信仰を増してください」〈5〉と言ったのでしょうか。それは、できていない自分自身に目を向けたからです。問題を前にした時、私たちは自分自身を中心に物事を考えるのです。ただ、ここでイエス様は彼らに信仰の話をされました。大切なのは、できない自分自身を見ることではなく、まず主に目を向けることなのです。
2.主に信頼する
「桑の木に、『抜け出して海に根を下ろせ』」〈6〉と言うことは決して簡単なことではありません。私たちの常識では「できない」と考えるからです。しかし、唯一「できる」鍵があります。主に信頼することです。不可能を可能にするのは、私たちの努力ではありません。主に信頼して一歩を踏み出すかどうかなのです。
3.主の祝福を受ける
私たちが一歩踏み出す時、主の祝福が待っています。「言うことを聞くであろう」〈6〉と書かれているように、結果が与えられるのです。私たちがするべきことは、主の祝福を受け取るだけなのです。主は私たちの信仰に応えてくださいます。「できる」「できない」という私たちの基準で考えるのではなく、主に期待し、主の祝福を受け取りましょう。
私たちの信仰は、風が吹くと簡単に飛んでいってしまうものかもしれません。しかし、そんな小さな信仰でも構わないのです。今日も主に信頼し、一歩を踏み出していきましょう。