「宮きよめ」

2016.9.11.       礼 拝

 

マタイ 21:12-22(P40)       「宮きよめ」

 

宮きよめ 〈12-13〉

▽異邦人の庭で、税金を納めるための両替人や生けにえの動物を売買している人々を、イエスは追い出しました。〈ヨハ2:15〉では「縄で鞭を作り」とあります。

▽彼らの心は、神を礼拝する心ではなく、自分たちのお金をもうけることで、いっぱいでした。神を礼拝する聖なる所である神殿を汚したのです。

▽イエスは、〈イザ56:7〉を引用して「わたしの家は祈りの家」だと言われます〈13〉。神殿は、主ご自身が臨在なさる所であり、イエスは教会の頭です。

 

子どもたちの賛美と論争 〈14-17〉

▽ダビデの子孫である、メシヤ、イエスは神殿の中でも病人や障害者を憐れまれ、いやされました。そのことを通して神の子としての新しい時代を始めました〈14〉。

▽子どもたちも一緒になって「ダビデの子にホサナ」とイエスを賛美するのを聞いた宗教家たちは怒りますが〈15〉、イエスは〈詩8:2、3〉を引用して、それを叱ります〈16〉。

▽イエスは、神殿を本来のあるべき姿に回復しようとされたのですが、この事が宗教家たちを怒らせて、ご自身が十字架にかけられる理由の一つとなりました。

 

枯れたいちじくの木の教訓 〈18-23〉

▽イエスは、実のないいちじくの木を通して、霊的に死んでいるユダヤ人の状態。また、枯れたいちじくの木と汚れた宮を通して、神のさばきを示されました。〈AD70〉。

▽イエスは、これらの御業を通して、神殿を汚しているユダヤ人たちの過ちを示すとともに、弟子たちには信仰による祈りの力を教えようとされました〈21、22〉。

▽神の御業は、祈る人の力によってなされるのではなく、全能の神を信頼し、「からし種一粒ほどの信仰」をもって、疑わず求める時、起ります〈マタ17:20〉。