「天の故郷」

2013.3.3.          礼  拝

 

創世記23:16-18(P33)          「天の故郷(ふるさと)

 

Ⅰ.墓地を求める〈1-4〉

当時、死者は故郷に葬りました。しかし、アブラハムにとって、カナンの地は第2の故郷。だから、自分も死後、神の約束の地に留まることを求めたのです〈4〉。

まだ、約束の地を1坪も持っていない彼にとって、墓地の有無は重大な問題。彼が墓地を買ったのは、永遠の安息に備える希望と信仰の行いです。

あなたも天の故郷を望み見て、毎日生活しましょう。(コロサイ3:2)(ヘブライ11:16)

 

Ⅱ.犠牲を払う〈15-16〉

ヘトの人々は、アブラハムを「神に選ばれた方」と認め〈6〉、地主のエフロンは土地をであげると言います〈11〉。しかし、彼は断ります〈13〉(創世記14:23)

彼は自分は寄留者だと言い〈4〉、お金を払って土地を買うと強く言います〈13〉。

・当時普通の人の年収は5~10シュケル。400シュケルとは多大な犠牲です〈15〉。

・イエスの「天の国」のたとえ(マタイ13:44-45)。

あなたは天の故郷に帰るために、犠牲を払っていますか。(フィリピ3:7-8)

 

Ⅲ.約束の地を得る〈17-20〉

アブラハムが買ったのは約束の地の(ごく)一部ですが、それは信仰による大きな一歩。

彼は約束の地のすべてを得ずに死にました。しかし、神の約束は必ず成ると信じたのです。信仰には必ず行いが伴います。(ヘブライ11:13)(ヤコブ3:17)

マクペラの土地は、多くの証人の前で合法的にアブラハムのものとなりました〈18〉。

・後に、アブラハムも、イサクとリベカも、ヤコブとレアも、ここに葬られました。

あなたも天の故郷に帰ることを確信して前進しましょう。(ヘブライ10:35-36)