「大苦難の予告」

2016.7.17.       礼 拝

 

マタイ 24:15-28(P47)     「大苦難の予告」

 

逃げなさい 〈15-18〉

▽イエスは、世の終りの前兆について、〈3-11〉に続いてダニエルの預言を引用し話される。旧約の預言は必ずしも一度に限らず、二重三重のこともあり、〈15〉もそうです。

▽BC167年のアンティオコス・エピファネス件。AD70年のローマ将軍ティトゥスの件。そしてイエスの再臨の前兆としての預言です。時が切迫していることが強調される。

▽〈17-18〉は、家にいる者も、畑で仕事をしている者も、いつものように生活している時、世の終りの前兆を見たなら、世の物に未練を残さず逃げよとの警告です〈37-39〉。

 

祈りなさい 〈19-22〉

▽〈19〉は、身重の女や乳飲み子を持つ女は、素早く動けないので不利なこと。〈20〉は、【冬】はパレスチナは雨期で、逃げるのが大変であり、【安息日】はユダヤ人は律法の故に逃げるのをためらうことになるので、そうならないように祈るのです。

▽なぜなら、その時には人類がいまだかつて経験したことのないような大きな苦難が来るからです〈21〉。しかし、その中で神は憐れみによって選ばれた私たちを守ってくださる。だからその期間が縮まるように祈るのです:〈22〉。

 

信じてはならない 〈23-28〉

▽その時、偽メシヤや偽預言者が現われ、しるしや不思議な業を行い、クリスチャンをも惑わします。しかし、それを「信じてはならない」と警告されています〈23、24〉。

▽〈27〉は、イエスの再臨がいつもと変わらない時に突然来ると予告しています。「主の日が、盗人のように突然あなたがたを襲う」〈Ⅰテサ5:4〉と予告されています。

▽〈28〉は、イエスが誰にも分かる状況で必ず再臨されることを示しています。イエスは「天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる」〈使1:11〉。