「売られた良い羊飼い」

2018.6.10.       礼 拝

 

ゼカリヤ書11:4-14(P1491)       「売られた良い羊飼い」

 

屠られた神の民

▽〈4〉「屠るための羊=イスラエル」は、高慢になり、良い羊飼い・神に背いた〈7:11-12〉。

▽〈5〉神は民を偽りの羊飼いにまかせ、〈6〉隣人とその王の手にまかせた。

神の民が捕囚となったのは、民が良い羊飼い(神)を捨て、偽りの羊飼い(偶像)に仕えたから。かつて、私たちも神に背き、サタンに支配されていた。

 

神の恵みの二本の杖 (「好意=恵み、慈愛」・「一致=結び合わせる」)

▽〈7〉憐れみ深い神は「二本の杖」をもって、民を養い導かれた。

▽〈8・9〉民が預言者たちを退けたので、〈10〉神は「好意の杖」を折られた。

その結果、イスラエルは二分し、北はアッシリア、南はバビロンに捕囚となった。かつては、私たちも神と断絶し、「罪の奴隷」となって生活していた。

 

売られた良い羊飼い

▽〈12〉神は「羊の商人たち」に「私に賃金を支払え」と命じ、彼らは「銀30シェケル」を払った。これは、イエスが奴隷の値で売られることの預言。

▽〈13〉祭司長たちが、イスカリオテのユダに銀30枚を支払ったが、ユダがそれを返したので「陶器職人の畑」に投げ入れたことで成就〈マタ27:7〉。

〈13〉「見事な金額」は皮肉であり、神の御子に対する侮辱です。しかし、イエスは「へりくだって、十字架の死に至るまで従順」でした〈フィリ2:8〉。