「嘆きから賛美へ」  

2025.7.13.     礼 拝

詩編13:1-6(P844)     「嘆きから賛美へ」

ダビデの人生は、嘆きの連続でした。そのような中でも主に礼拝をささげることを大切にしていました。なぜなら、そこに主は働いてくださるからです。私たちが「なぜ」「どうして」と思う時にこそ、一歩を踏み出し、主の前に出て行くことを選び取りたいのです。

1.嘆きを受け入れる主 

ダビデは、繰り返し「いつまで」と嘆きました〈2,3〉。そこには、主に対する疑問や疑念の思いもありました。この言葉は、嘆きだけではなく、主に対する愚痴でもあったのです。主は、私たちの心がどのような状況であっても受け入れてくださいます。一歩を踏み出して、主の前に出てくるのを待っていてくださるのです。

2.守りを与える主 

ダビデは、「わたしの目に光を与えてください」〈4〉と願うぐらいに悩みの中にいました。そんな時、私たちは、主に依り頼み続ける者となりたいのです。主は、私たちに守りを与え、私たちにとって最善なことをしてくださるからです。主の前に出て、主を掴み続けている者を決して放すことはありません。どんな時にも主に信頼しましょう。

3.賛美を与える主 

詩編には、多くの賛美が書かれています。そこには、迫力があるようなものもあれば、弱々しく見えるものもあります。けれども、その全てに共通しているのが、唯一真なる神をほめたたえていることです。私たちの人生の中には、様々なことが起こります。同時に、そこには、主の恵みで溢れています。主の恵みに目を留め、主をほめたたえましょう。

「主よ、いつまでですか」という嘆きから始まる礼拝があっても良いのです。主は、その中で私たちを取り扱ってくださいます。主の前に出て行くことを大切にしていきましょう。