「命の代価」
2019.8.11. 礼 拝
創世記4:1-8(P5) 「命の代価」
アベルの献げ物 (アベル=息・むなしい・はかない)
▽〈2〉弟アベルは「羊を飼う者となり」、〈4〉「羊の群れの中から肥えた初子」を献げた。彼は最初のもの、最良のものを主への献げ物としたのです。
▽彼は、神が父母の罪を覆うため「皮の衣」を着せたこと〈3:21〉を聞いていた。だから、自分の罪が死に値すると認め、犠牲を献げました。
▽彼は、自分の罪が贖われるためには血の犠牲が必要と知っていた。「生き物の命は血の中にある。血はその中の命によって贖いをする」〈レビ17:11〉。
カインの献げ物 (カイン=得る)
▽〈2〉兄カインは「土を耕す者」となり、〈3〉「土の実りを主のもとに」献げた。彼は初物でも最良のものでもないものを主への献げ物としたのです。
▽彼は神に対する感謝の気持ちではなく、自分の力で作ったものを習慣的に献げたのです。彼は血のいけにえを流すことなく、神に近づいた。
▽彼はアベルの献げ物が主に受け入れられたのを妬み、弟を殺した〈8〉。「なぜ殺したのか。自分の行いが悪く、兄弟の行いが正しかったからです」〈Ⅰヨハ3:12〉。
罪の報酬は?
▽「罪が支払う報酬は死です」〈ロマ6:23〉。「血を流すことなしには、罪の赦しはありえないのです」〈ヘブ9:22〉。
▽カインの人生は、「罪を犯して神の栄光を受けられなくなっている」〈ロマ3:23〉。アベルの人生は、「その信仰によって、正しい者であると証明された」〈ヘブ11:4〉。
「アベルの血よりも立派に語る注がれた血」を、あなたの身代わりとして十字架上で流してくださった「新しい契約の仲介者イエス」に感謝しよう。〈ヘブ12:24〉