「十字架の意味」
2025.4.13. 礼 拝
マルコ福音書15:38(P96) 「十字架の意味」
イエス様が十字架の上で息を引き取られた後、「神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂けた」という出来事が起こりました。この出来事は、今を生きている私たちにも大きな意味のあることです。ここから今までとは全く違う新しい歩みが始まっていくからです。
1.神に近づくことができる
神殿の至聖所と聖所の間は、垂れ幕で仕切られていました。この垂れ幕は、何があったとしても越えることができないものでした。なぜなら、全ての人は、罪人であり、自由に神に近づくことができないからです。しかし、イエス様の十字架を通して私たちの罪を清められました。このことによって、神に近づくという新しい道を開いてくださったのです。
2.神と交わることができる
主なる神様は、私たちと交わってくださいます。交わりは、一方通行の関係ではありません。私たちが呼びかける時、神はその呼びかけを聞いてくださるのです。それは、イエス様が仲保者として神と私の間に立ち、執り成してくださるからです。いつでも、どこでも、神との交わりの時を大切にしましょう。
3.神と歩み続けることができる
イエス様によって、神と私を隔てるものはなくなりました。これまでの私たちの歩みは、一人ぼっちの歩みだったとも言えます。しかし、今は、一人ではありません。私たちが神と共に歩みたいと願う時、神も私たちと共に歩み続けてくださるからです。どんな時にもこのお方に信頼し、共に歩む者となりましょう。
神と私を隔てる垂れ幕を引き裂いたのは、私たちではなく、神ご自身です。今日もイエス様の十字架の愛を覚え、主に依り頼みつつ、主と共に進んでいきましょう。