「共に喜び、共に泣く」   

2024.10.13.     礼 拝

ローマ書12:15(P292)     「共に喜び、共に泣く」

 

私たちの周りでは、いつも様々な問題が起こっています。しかし、多くの人たちがそれらの事柄に無関心という現実があります。使徒パウロは、「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」と勧めました。私たちは、関心を持ち、共感し、寄り添う者となりたいのです。

1.主の愛に生きる 

イエス様は、どんな時にも人々を愛し、寄り添われました。それは、徴税人や罪人のように人々から忌み嫌われた人であっても関係なく〈ルカ5:29〉、十字架の上でも変わりませんでした〈ルカ23:34〉。私たちは、この主の愛を受けています。ここから全てが始まるのです。「イエス様ならどうされるだろうか」と主の愛の模範に立っていきましょう。

2.互いに思いを一つにする 

イエス様は、大切な戒めの一つとして「隣人を自分のように愛しなさい」と教えました。ただ、私たちは、全ての人を愛することができません。イエス様は、そんな私たちの間に立って、互いに手を繋げるようにしてくださるのです。主は、私たちを一つにしてくださいます。神の家族を愛する者となりましょう。

3.主と共に行動する  

聖書は、私たちに理想論を教えているのではありません。御言葉を聞き、行動するようにと導かれるのです。けれども、行動しようとする時、様々な思いが邪魔をするのです。ペトロもそんな一人でした〈使徒10:13-15〉。主は、私たちの背中を押し、共に進んでくださいます。御言葉を自分自身のものとして受け取り、主と共に一歩を踏み出しましょう。

イエス様は、私たちのことを愛してくださいました。この愛を自分自身だけで留めてはいませんか。主がなされた愛をもって「共に喜び、共に泣く」者となりましょう。