「信仰の壁」
2025.6.1. 礼 拝
ヨハネによる福音書19:39-40(P208) 「行動せずにはいられない」
ニコデモは、「ユダヤ人たちの議員」〈3:1〉でした。社会的に高い地位にあり、何一つ不自由のない生活を送っていました。しかし、その中でも足りないものがあったのです。イエス様との出会いを通して、彼の必要は満たされ、新しい歩みへと変えられていきました。
1.主のもとへ行く
イエス様とニコデモの最初の出会いは、「ある夜」であり、誰も周りにいないような状況でした。彼自身が周りの人たちの目を気にしていたからです。けれども、彼は、勇気を出して、主のもとへ出かけて行きました。主は、その一歩を祝福してくださいます。ここから彼の人生は変わったのです。何よりもまず主のもとへ行く者となりましょう。
2.主を受け入れる
イエス様は、十字架にかかられ、死なれました。その遺体を埋葬したのは、アリマタヤのヨセフだけではなく、ニコデモもその一人でした。彼は、主を受け入れ、自ら行動したのです。イエス様の十字架は、当たり前のものではありません。大きな愛が示されているのです。十字架を感謝し、今日も主を受け入れていきましょう。
3.主と共に歩む
イエス様とニコデモの関係は、十字架で終わってしまったのではありません。なぜなら、主は、三日目によみがえられ、今も生きて働いておられるからです。彼のこの時の行動は、全てを失う可能性の伴うことでした。しかし、主は、彼の行動の責任をとってくださいます。これから先の歩みも変わることなく守り、支え、祝福してくださるのです。
ニコデモは、主の愛に触れた時、行動せずにはいられませんでした。主は、今日も私たちに愛を注いでくださいます。主の愛を受け、一歩を踏み出す者となりましょう。