「信仰の原点」

2015.2.1.       礼 拝

 

創世記 28:15(P46)     「信仰の原点」

 

ヤコブは、父と兄をだまし、長子の特権を横取りしたため、家を出てひとり旅立ちました〈10〉。彼は今、孤立無援で、荒野の暗闇に包まれています〈11〉。この時の彼の気持ちは?その時、神は夢の中で、いつでもどこでもヤコブと共にいて助けてくださることを見させました〈12〉。さらに、神は直接彼に語りかけ、契約の神として、彼の子孫を増し、この地を与えると約束して、励まし力づけてくださいました〈13-15〉。

人は孤独を恐れます。そしてそれを紛らわすため、人や物に頼ろうとして、酒・タバコ・薬物・競輪・競馬・競艇・パチンコ・買い物・巨食などの依存症の罠にかかるのです。

聖書は、神の前でひとりになることを勧めます。それは、ひとりになり静まって、自分と向き合い、自分の無力さを悟らせ、神と出会い、暗闇の中に光を見出させるためです。

 

〈15〉は、信仰の原点です。イエスは「私は世の終りまで、いつもあなた方と共にいる」〈マタ28:20〉。「私は、あなた方を孤児にはしておかない」〈ヨハ14:18〉と約束された。

ヤコブは、眠りから覚めた時、霊の目も覚まされました。「これはまさしく神の家である。そうだ、ここは天の門だ」と信仰の告白をしました〈16、17〉。イエスは「私は門である。私を通って入る者は救われる。その人は門を出入りして、牧草を見つける」〈ヨハ10:9〉と約束されました。

ヤコブは、枕にした石を立て、この恵みの体験の記念碑とし、「ベテル」と名づけました。ルズ(孤立無援の暗闇の地)が、ベテル(神の家)と変えられました。

私たちもヤコブのように、主なる神に信頼し、神に従順する決心をして、主の祝福を自分のものとしましょう。

 

[お祈り] 天のお父様、御名を崇めます。僕が孤独を感じる時も、決して見捨てず、共に居て助けてくださることを、イエス様の御名によって感謝します。アーメン