「何から始めますか?」
2020.10.11. 礼 拝
創世記12:4(P15) 「何から始めますか?」
物事には必ず『始まり』があります。アブラハムは生まれ故郷から旅立つという新しい歩みを始めていきました。私たちもそれぞれの人生の中で様々な始まりを経験します。新たな一歩を踏み出す時、あなたは何から始めますか?
1.主の言葉を聞く
アブラハムは、自分自身で考えて新しい所へ出て行こうとしたのではありません。主が語られた「わたしが示す地に行きなさい」〈1〉という言葉がきっかけだったのです。彼は主の言葉をまず聞いたのです。主は私たちが何をするべきなのかをいつも語りかけてくださいます。あなたに語られている主の言葉を聞きましょう。
2.主の言葉を握る
主は「行きなさい」という言葉だけではなく、同時に祝福の約束も彼に与えられました〈2-3〉。私たちは立ち上がるのを迷ってしまうことがあります。主の言葉を聞いたとしても疑いの心が出てきてしまうのです。しかし、主の言葉と約束は決して変わることがありません。あなたに与えられている主の言葉をしっかりと握りましょう。
3.主の言葉に従う
アブラハムは、信仰の父と呼ばれる素晴らしい信仰者です。そんな彼も完全ではありませんでした。この出来事の後には、エジプトでの失敗が書かれています。私たちは主の言葉に従うだけでなく、従い続ける必要があるのです。このことは言葉以上に難しいことです。けれども、主が日々あなたを造り変え、従う者へと変えてくださるのです。
今日も一人一人が主の言葉を聞き、握り、従うことから始めていきましょう。「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。」〈詩37:5・新改訳〉