「人知を超える神の平和」 2025年9月
どんなことでも、思い煩うのはやめなさい。何事につけ、感謝を込めて祈りと願いをささげ、求めているものを神に打ち明けなさい。そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守るでしょう。(フィリピ4:6~7)
現在、大阪市此花区にある夢洲では、大阪・関西万博が行なわれています。158の国や地域、7つの国際機関、その他にも自治体や民間企業も参加し、賑わいを見せています。万博は、これまでに世界中で66回開催され、日本では、大阪、沖縄、茨城、愛知であわせて5回開催されてきました。
現在の万博では、開催国が地球規模の課題の解決策を考えるためのテーマを掲げることになっており、今回は、「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマとなっています。
万博は、私たちが考える一つのきっかけでもあるのです。
フランスの哲学者であるパスカルは、「人間は考える葦である」と表現しました。昔も今も人は様々なことを考えながらその歩みを進めています。ただ、そこにはたくさんの問題が生じてくることもあるのです。そのため、その状況の中で悩んだり、苦しんだりするのです。
聖書は、私たちに「思い煩うのはやめなさい」と教えています。このことは、決して何も考えるなと言っているのではありません。全てを神に打ち明け、神に委ねなさいということなのです。
そうすれば、あらゆる人知を超える神の平和が、あなたがたの心と考えとをキリスト・イエスによって守られるのです。
主なる神様は、私たちの常識を超えて働かれます。私たちの不可能も神には可能なのです。今、あなたが抱えている思いや悩みを委ねてみませんか。そして、日々、主にある守りの中を歩んでいきましょう。
門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太