「主の恵みを味わう」 2025年2月
味わい、見よ、主の恵み深さを。/いかに幸いなことか、御もとに身を寄せは。(詩編34:9)
お正月を過ぎると、スーパーやコンビニでは、恵方巻きの宣伝をよく見かけるようになります。
恵方巻きは、節分の日の風習の一つですが、その起源や発祥は、大阪に端を発するとも言われていますが、定かではないようです。特徴としては、食べ方にあり、その年の恵方(決まった方角)に向かって「縁を切らないように」願いを念じながら、「福が逃げないように」無言で丸かぶりして食べきります。また、七福神にあやかって7種類の具材を巻き込むのが一般的ともされています。
調味料製造会社のミツカンの調査による恵方巻きの認知度(全国平均)は、2002年は53%であるのに対し、2005年には88%となり、全国的に恵方巻きの風習は定着していると言えます。
食の中で大切にしたいのが「味わう」ことです。
食事を味わうことは、飲食物のうまみを十分に感じ、料理の香りや色、形、食感など、様々なことに気付くことでもあります。
「味わう」という言葉は、食事だけに使われているものではありません。様々な物事にも用いられることがあります。
ダビデは、主の恵みを味わった人物です。
彼の生涯は、困難の連続でした。しかし、そんな彼を支え続けたのが、主の恵みでした。いつ、いかなる時にも主の恵みはあふれていたのです。彼は、その恵みを自分自身のものとして味わい、楽しみました。
あなたは、主の恵みを味わっていますか。
主の恵みは、いつも変わらず、私たちに注がれ続けています。自分自身が今おかれている状況ばかりに目を留めるのではなく、主なる神様の素晴らしさに目を留めていきましょう。
門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太