「主に選ばれた者」
2023.10.1. 礼 拝
サムエル記上16:7(P453) 「主に選ばれた者」
ダビデは、どのような時にも神を賛美し、神に仕えた人物です。しかし、その最初は、誰の目にも留まらないような一人の少年でした。そんな彼に主は目を留め、選び、用いられたのです。主の選びとは、一体どのようなものなのでしょうか。
1.心を見られる
人が第一印象を決める一番大きな要素は、見た目です。このことは、新しい王を探しに来たサムエルも同じでした。ダビデの兄エリアブを見て、彼こそ主の前に油注がれる者だと思ったのです〈6〉。主は、私たちの見た目だけではなく、全てを見られるのです。良いところも悪いところも知った上で選ばれるのです。
2.周りに左右されない
私たちの人生は、常に評価が付きまといます。この時、ダビデは、羊の番をしていました〈11〉。この場面に居る必要がないというのが父エッサイの評価でした。けれども、主が選ばれたのは、末の子であるダビデだったのです。主は、周りに左右されず、ただ一方的に選ばれるのです。
3.成長へと導いてくださる
この時から、ダビデの人生が大きく変わっていきました。主が共にいて、成長させてくださったからです。ダビデの生涯は、喜びよりも困難の方が多いような歩みだったと言えます。ただ、その中で、主の守りを体験し、主は共におられると確信したのです。主は、選んで終わりではなく、その後も導き続けてくださいます。
私たちも「主に選ばれた者」です。このことは、私たちの努力によるのではありません。一方的な選びなのです。このお方と共に今日も歩み続ける者となりましょう。