「ナアマンと福音」
2016.9.4. 礼 拝
列王下 5:1-3(P583) 「ナアマンと福音」
罪の結果
▽ナアマンは、主君に重んじられ、気に入られていました。それは彼がいつも戦いに勝ち、アラムに益をもたらしていたからです。人生は順調でも、重い皮膚病でした。
▽アダムとエバの堕罪以来、この世を罪が支配しています。聖書で「重い皮膚病」は罪の象徴として示されています。罪が支配する世、これが現実。
▽表向きは順風満帆の人生のように見えても、その裏には罪があり、それがすべての人々の人生に様々な悪影響をもたらしているのです。〈ロマ1:21-24〉
すべての人に及ぶ
▽ナアマンのように、どんなに名誉や地位や財産があっても、この罪の結果から逃れることはできません。「人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられ」ません〈ロマ3:23〉。
▽そして、「神にかたどり、神に似せて」造られた人間が〈創1:26、27〉、真の神を見失ったため、偽りの神々を造って、「困った時の神頼み」の生活をしています。
▽ナアマンは病が清められるためにベストを尽くしたことでしょう。しかし、癌細胞がどんどん増殖するように、彼の病状は悪化しました。これがこの世の現実。
解決の唯一の方法
▽ナアマンは、自分を苦しめている病(問題)の解決方法がすぐそばにあることに気づいていません。それは、その事実に関心がないか、教えてくれる人がいないから。
▽その方法は、ナアマンが捕虜としてイスラエルから連れて来て妻の召し使いをしていた少女が知っていました。それはイスラエルの預言者エリシャです〈2-3〉。
▽これは、父なる神が御子イエスを私たちの救い主として、イスラエルの地方の町ナザレに住まわせられた予表です。イエスこそキリストです。〈ロマ5:8〉