「イスカリオテのユダ」

2013.12.15.          礼  拝

ルカ22:1-6(P153)                                           「イスカリオテのユダ」

 

12人の中の1人で、イスカリオテと呼ばれるユダの中に、サタンが入った。〈3〉

 

彼は、「裏切り者」の汚名(おめい)を着せられていますが、イエスに弟子として召された時から、そうではありませんでした。なぜ、彼は変わってしまったのでしょうか。

 

まず、自尊心と妬みです。ユダヤの人々はガリラヤの人々を同じユダヤ人でありながら「異邦人のガリラヤ」と軽蔑しました。彼もガリラヤ出の他の弟子たちが、リーダーであることが不満で、妬みをもっていました。(フィリピ2:3)

 

次に貪欲です。彼は主の会計であるのに、お金を盗んでいたので、マリアの献身の行いを咎めました(ヨハネ12:4-6)また、祭司長たちと相談して、主イエスを銀30枚(奴隷の値段)で売りました〈4,5〉。(コロサイ3:5)

 

さらに主イエスに対する失望です。彼も他のユダヤ人と同じく、ローマの支配から解放してくれるメシヤを期待していましたが、イエスが期待どおりの方ではなかったので失望したのです。(ローマ10:11)

 

最後に、サタンが入ったからです〈3〉。最後の晩餐の時です〈ヨハネ13:27〉。彼の最期は(使徒1:16-20)に記されています。 (エフェソ4:27)

 

〔お祈り〕 天のお父様、御名を崇めます。私がイスカリオテのユダを「反面教師」として、御子のご降誕を迎えられますように。イエス様の御名で祈ります。 アーメン