「イエスの十字架」
2012.7.1. 聖餐 礼 拝
ルカ23:32-43(P158) 「イエスの十字架」
Ⅰ.処刑されたイエス
▽ どのような理由で、イエスは十字架で死なれたのか。
① 重罪人として:総督ピラトは三度もイエスの無罪を主張した〈4,14,22〉。しかし、人々は彼を脅迫し〈23〉、ローマの十字架刑で処刑した。
② 神に呪われて:「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」〈マタイ27:46〉。イエスは父なる神に呪われ、見捨てられて処刑された(ガラテヤ3:13)(申命記21:23)。
③ 自ら進んで:議員たちは嘲(あざ)笑い〈35〉、ローマ兵は侮辱し〈36〉、犯罪人も罵(ののし)って〈39〉、「自分を救え」と言った。しかし、主は自ら進んで死なれた(ヨハネ10:11,18)。
※ イエスはエレミヤの預言どおり、私たちと「新しい契約」を結ぶため処刑された。私たちを愛する故の、神の一方的恵みに感謝しよう(エレミヤ31:31-33)。
Ⅱ.救われた重罪人
▽ イエスは、すべての人の罪を赦し、救うために十字架にかかられた〈34〉。
▽ イエスは、この重罪人の一人に、なぜ、赦しと救いを約束されたのか〈43〉。
① 罪を自覚したから:初めは二人共イエスを罵っていたが〈マタイ27:44〉、その一人はイエスを見、自分を反省し〈40〉、罪の赦しの必要を自覚した〈41〉。
② 罪を告白し、悔い改めたから:自分の罪を告白し、悔い改め〈41〉、そしてイエスの憐れみによりすがり、精一杯のお願いをした〈42〉。
③ イエスを救い主と信じたから:イエスが罪のない神の御子であり〈41〉、神のご計画を完成したら、父の御元に帰る方と信じた〈42〉。
※ 先に死なれたのはイエスです。大切な事は楽園(パラダイス)へは、死んでから行くのではなく、「今日」入る事です〈43〉。それを感謝し、聖餐の恵みに与(あずか)ろう(ローマ8:34)。