「イエスに近づこう」

2014.6.22.  礼 拝

 

ヨハネ 21:1-14(P211)          「イエスに近づこう」

 

シモン・ペトロは「主だ」と聞くと、裸同然だったので、上着をまとって湖に飛び込んだ。〈7〉

 

弟子たちは復活の主に2回も会っているのに、将来の生活が不安になり、不信仰になり、弟子になる前の仕事にもどろうとしました。しかし、その夜は何もとれなかったのです〈3〉。これは、イエスから離れた生活からは何も得られず、むなしさだけが残ることを示しています。(ヨハ15:5)

 

その時、主は三度目に現われ〈14〉、呼びかけ〈15〉、召された時と同じ大漁の奇跡により励ましてくださいました〈6〉。それだけでなく、冷えた体を暖める炭火と空腹を満たす朝食を備え、弟子たちに配慮されました〈9〉。初めは不信仰で目がくもり、イエスと分からなかった弟子たちも〈4〉、イエスがパンと魚を与えられた時、「5つのパンの奇跡」を思い出し、はっきりと分かりました〈12,13〉。

 

ヨハネが「主だ」と言うと、ペトロは急いで上着をまとい湖に飛び込みました〈7〉。なぜ? それは師の前では上着を着るのが礼儀だからです。ペトロはなぜ急いで飛び込んだのか。ペトロは少しでも早くイエスに会いたかったのです。彼はイエスのことしか考えず、イエスだけを見ています。ペトロはイエスを師と仰ぎ、他の弟子たちを気にせず、自分の過去の失敗〈マル14:72〉、〈ルカ22:61〉を教訓として、飛び込んだのです。(ヤコ4:8)

 

〈お祈り〉天のお父様、私が、イエスだけを思い、イエスだけを見つめて、イエスに近づくことができますように。イエス様の御名によって祈ります。アーメン