「わたしはあるという者」
2015.9.20. 礼 拝
出エジプト 3:14 「わたしはあるという者」
神の自己紹介 ――「わたしはあるという者」
神は、神の民の呻き、叫びを聞き〈7〉、民をエジプトから救出するために、モーセを名指しで召し〈4〉、それにふさわしい器として訓練されました。
ファラオから命を守り、王宮で40年間、王女によって養育され、知的訓練を、ミディアンの地へ行き、羊飼いとして40年間訓練されました。また80歳になるまで、ミディアンの祭司の婿養子として、何ももたない弱い立場の者でした。
モーセは、神の山ホレブで神に召された時〈9、10〉、自分の弱さを知る故に、必死で召しを拒み続けます〈3:11、13〉〈4:1、10、13〉。しかし――神は「私は必ずあなたと共にいる。このことこそ、私があなたを遣わすしるしである」〈3:12〉と約束されます。これが最高の祝福であり、成功の鍵だからです。
さらに神は「私はある。私はあるという者だ」と宣言されます〈14〉。これは主が何者にも依存せず、永遠の方として、すべてを支配し、常に共におられるから〈詩46:2-4〉。
主は、自分の弱さ、足りなさを自覚している者を強めて用いてくださいます。
しるし、助け手を与えてくださる主
神は、モーセに「イスラエルの長老たちを集め、言うがよい」と命じられます<3:16>。神は、民の反応も、モーセの今後の働きの結果も、すべてをご存知なのです。
だから、神がモーセを民に遣わした者であることの三つのしるしを与えられました。①杖が蛇になる<4:3>。②手がツァラアトになる<6、7>。③水が血に変わる<9>。また、「口が重い」と言うモーセに、助け人としてアロンを与えられました<14-16>。
モーセに、「私が共にいる」と約束された主は、常にあなたと共にいて、しるしと助け手を備え、あなたの奉仕を成功へと導いてくださいます。