「わたしのもとに来なさい」 2022年10月
疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。わたしは柔和で謙遜な者だから、わたしの軛を負い、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたは安らぎを得られる。わたしの軛は負いやすく、わたしの荷は軽いからである。(マタイ11:28)
今年の夏も記録的な暑さとなりましたが、最近では、ようやく気温も下がり始め、秋の様相を見せ始めました。過ごしやすくなったと感じる一方で夏の疲れが出てきている人も多いのではないでしょうか。
夏の疲れの大きな原因は、自律神経の乱れであるそうです。夏は、冷房によって屋内と屋外の温度差が大きくなります。また、食べ物や飲み物も暑さのために冷たいものが多くなってきます。その結果、自律神経が乱れ、倦怠感や食欲不振につながっていくのです。そんな夏の疲れを解消するためには、十分な休息、バランスの良い食生活、毎日の適度な運動が必要です。そうすることによって、自律神経が整えられ、不調が改善されていくのです。
私たちは、夏という季節だけではなく、それぞれの人生の中でも疲れてしまうことがあります。そんな私たちに対して、主イエス・キリストは、「だれでもわたしのもとに来なさい。」と語りかけてくださるのです。それは、私たちを休ませるためなのです。もし、私たちが疲れたままで走り続けるとするならば、ある時、立ち止まることを余儀なくされてしまいます。そうなる前に、主の呼びかけに応答したいのです。
また、休むことは、様々なことを諦めてしまうことではありません。なぜなら、主は「わたしの軛を負い」と語られているからです。軛は、二頭の牛をつなぐための横木です。つまり、主が共に軛を負ってくださり、共に前進することができるということなのです。弱い私たちをひっぱり、強くしてくださるのです。
あなたは、今疲れていませんか。今日、主イエス・キリストのもとで休み、新しい力を受けて、主と共にさらに前進させていただきましょう。
門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太