「神の国の価値観」 中村陽子師
2024.7.21. 門真聖会 聖会Ⅱ
Ⅰコリント1:26-31(P300) 「神の国の価値観」
1.神の国の価値観
私たちは知らないうちに神の国の価値観から離れて、世の中の価値観で考えていることがあります。その結果、物質的に経済的に能力的に優れたもの、また生産性や合理性を求めます。求めるところに達しないものは価値が薄いとされます。
しかし、聖書を読むと神の国はそうではありません。小さいことも少ないことも低いことも、決して悪くないのです。
2.イエス・キリストの十字架と復活
世の価値観で考えると、イエス様が十字架にかかったことは意味がないと判断されるでしょう。何も持たず、何も求めず、自分のためではなく人のために命を落とした。けれど、これは神の国では最も価値のあることです。イエス様はただ命を失ったのではなく、命を得るために十字架に掛かりました。
私たちが誇るのは、全ての人のために十字架に掛かり、復活によって死にも勝ったイエス様です。私たちの能力や持ち物に価値があるのではなく、私たちを召してくださったイエス・キリストが素晴らしいお方なのです。
3.みんな普通の人
召しを受けた人々は、イエス様のためにイエス様とともに働きます。目的は、福音が一人でも多くの人に届くことです。ですから、神様はいろんな人を選びます。そして、違う役割を与えます。
神様は、私たちに特殊な能力を求めてはいません。召しに応えるのに特別な条件はありません。ただ、イエス様を信頼し、離れずについていくだけです。また、イエス様が天の父に従ったように、私たちもイエス様の思いに従いたい。何かをする動機は単純です。