「その人たちの信仰を見て」

2023.10.8.     礼 拝

 

マルコ福音書2:1-12(P63)     「その人たちの信仰を見て」

 

イエス様の周りには、大勢の人が集まっていました。御言葉を語り、多くの病人をいやしていたからです。ただ、全ての人が自分自身の力でイエス様のもとへ行けたのではありません。寝たきりで動けない人もいました。私たちは、隣人に愛を示す者となりたいのです。

1.関心を持つ

この当時、病気や困難は、罪の結果であると考えられていました。そのため、普段の生活の中で、中風の人を見ようとする人もいなければ、どうにかしようと考える人もいませんでした。多くの人が無関心だったのです。しかし、四人の男性だけが、彼に目を留めたのです。私たちが周りの人たちに関心を持つことから主の奇跡の業は進んでいくのです。

2.行動する

四人の男性は、中風の人をイエス様のもとへ連れて行くことを決めました。しかし、その所は、すでに大勢の人が集まっており、行く手を阻まれてしまったのです。それでも彼らは諦めませんでした。屋根をはがし、穴をあけてまでも行動したのです〈4〉。あなたは、現実を見て物事を諦めていませんか。私のできることをもって行動しましょう。

3.主に委ねる

四人の男性が中風の人をイエス様のもとへ連れて来たのは、「イエス様なら何とかしてくださる」と信じていたからです。イエス様もそんな彼らの信仰を見られました〈5〉。そして、中風の人の罪を赦し、病気をいやされたのです。私たちは、自分自身だけで頑張る必要はありません。何でもすることができる主に期待し、全てを委ねていきましょう。

「隣人を自分のように愛しなさい」〈12:31〉。今、あなたの周りで起こっていることを私には関係ないと考えるのではなく、隣人を愛し、主に委ね、行動する者となりましょう。