「すべてには時がある」  

2025.6.15.     礼 拝

コヘレト書3:1-15(P1036)     「すべてには時がある」

コヘレト(伝道者)は、「何事にも時があり」〈1〉と語りました。全ての人が「時」の中を生きているのです。ただ、私たちが時を造り出しているのではありません。神が全ての時を造られたのです。私たちが歩んでいる「神の時」とは一体どのようなものなのでしょうか。

1.最も良い時 

私たちの人生は、良いことばかりではありません。疲れてしまっている人や人生を諦めてしまっている人が多いのも現実です。しかし、そんな時であっても、私たちに与えられているのは、最も良い時なのです。主は、万事が益となるように共に働いてくださるからです〈ロマ8:28〉。どんな時にも主を見上げていきましょう。

2.喜び楽しむ時 

多くの人たちが喜びや楽しみを探し求めています。それは、食べること、飲むこと、働くことといった当たり前の中にあるのです。また、このことは、神の賜物なのです〈13〉。私たちは、主が与えてくださっている喜びを見逃してはいないでしょうか。当たり前を感謝する者となりましょう。そして、日々を、喜び、楽しみましょう。

3.神を畏れる時  

聖書は、繰り返して神を畏れるようにと勧めています。神だけが永遠に変わらず、人間のできる全てのことを超えて働かれるからです。神の計画は、何があったとしても変わることがありません。また、人が左右できるものでもないのです。それぞれの生活の中で、いつも主に信頼し、心からの礼拝をささげる者となりましょう。

今は、どのような時でしょうか。良いと感じるような時でも悪いと感じるような時でも主は変わらずその中心にいてくださいます。神に心を向け、一日一日を進んで行きましょう。