「あなたの握っているものは?」
2020.11.15. 礼 拝
列王記下5:9-14(P584) 「あなたの握っているものは?」
アラムの王の軍司令官ナアマンは、勇士とも呼ばれ、主君にも重んじられた有力な人でした。しかし、重い皮膚病を患っているという弱さも抱えていました。そんな彼に主は恵みを備えておられました。彼はどのようにして主の恵みを体験したのでしょうか。
1.一歩を踏み出す
彼が預言者エリシャのところへ出かけて行ったのは、イスラエルから連れてこられていた一人の少女の言葉がきっかけでした〈3〉。一見すると偶然のようにも思えることですが、主はすでに働かれているのです。彼が一歩を踏み出すことができるようにと整えてくださるのです。主はいつも私たちを導いてくださいます。
2.主の言葉を受け取る
エリシャは使いの者を通して彼に「ヨルダン川に行って七度身を洗いなさい」〈10〉と伝えました。なぜこのように言うことができたのでしょうか。主は私たちの状況を全て知っておられるからです。その中で必要なことを教えてくださるのです。主は必要な時に最善の言葉を与えてくださいます。あなたに語られている主の言葉を受け取りましょう。
3.握っているものを手放す
「ヨルダン川に行って七度身を洗いなさい」という言葉は難しい命令ではありませんでしたが、すぐに従うことができませんでした。それは、彼自身の握っているものが邪魔をしたからです。しかし、改めて言葉どおりに下って行った時、彼は清められたのです〈14〉。私たちが握っているものを手放すならば、そこには主の恵みがあふれるのです。
あなたが今握っているものは何でしょうか。今日、握っているものを手放し、あなたのために備えられている主の恵みを体験しましょう。