「飼い葉桶で生まれた救い主」 2023年12月
今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」(ルカ2:11~12)
クリスマスと言えば、どこか盛大に祝われているイメージがあります。この時期、ショッピングモールへ出かけてみると、館内放送でクリスマスソングが流されていることがよくあります。また、クリスマスツリーをはじめ、とても綺麗に飾られているイルミネーションを見ることもできます。
世界で最初のクリスマスの出来事は、盛大に祝われていたのではありません。その舞台は、家畜小屋の飼い葉桶でした。ここで救い主であるイエス・キリストがお生まれになったのです。家畜小屋は、臭くて薄汚い場所です。今のクリスマスのイメージとは、似つかわしくない場所だったのです。そもそも、人間が生活するような場所ではありませんでした。
ただ、救い主の誕生は、偶然、家畜小屋で起こったのではありません。そこには、神の計画と愛がありました。
聖書は、キリストについてこのように証言しています。
キリストは、神の身分でありながら、神と等しい者であることに固執しようとは思わず、かえって自分を無にして、僕の身分になり、人間と同じ者になられました。人間の姿で現れ、へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。(フィリピ2:6~7)
イエス・キリストは、神であるにも関わらず、飼い葉桶でお生まれになったのです。私たちと目線に合わせてくださっているのです。これがクリスマスの出来事です。世の中の盛大なクリスマスも良いですが、あなたも本当のクリスマスを体験してみませんか。
門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太