「約束の虹」 2022年6月

すなわち、わたしは雲の中にわたしの虹を置く。これはわたしと大地の間に立てた契約のしるしとなる。(創世記9:13)

 

先日、家族で京都方面に出かける機会があったので、京都の中心部だけではなく、嵐山まで足を延ばしました。昼過ぎまでは晴天であったものの、徐々に天候が悪化し、雨も降り始めてきました。傘をさすほどではなかったので、少し急いで駅へと向かっていたのですが、多くの人たちが足を止め、空を見上げている光景が目に入りました。そこには、大きな虹がかかっていたのです。

虹は、一定の条件が重ならなければ、見ることはできません。また、長時間にわたって出ているものでもありません。そのため、私たちがその生涯の中で虹を見る機会は、本当に少ないとも言えるのです。

聖書にも「虹」という言葉が数回出てきます。その中でも有名なのが、創世記に書かれている「ノアの箱舟」物語の最後に出てくる虹です。

大洪水によってノアとその家族、一緒に箱舟に入った動物以外は、全て滅びてしまいました。地上に人の悪が増し、常に悪いことばかりを心に思い計っていたからでした。

この出来事の後、主なる神様は、ノアたちを祝福し、契約を結ばれました。それは、愛に満ちた契約でした。なぜなら、神様の裁きによって滅ぼされても仕方のない人間を神様は愛し、大切にし続けてくださることを意味しているからです。そして、契約のしるしとして、神様は虹を立ててくださったのです。

ノアたちとの間で結ばれた契約は、今も続いています。これは、永遠の契約だからです。私たちは、日々の生活の中で様々な失敗をしてしまうことがあります。時として神様を悲しませてしまうこともあるでしょう。それでも、神様は、変わらずに私たちのことを愛してくださるのです。この愛の契約を思い起こし、日々神の愛に生きる者となりませんか。

門真キリスト教会 主任牧師 濵崎 恵太