「神の愛と忍耐」

2017.1.29.       礼 拝

 

ホセア 3章(p1406)      「神の愛と忍耐」

 

変わることのない神の愛

▽イスラエルの民は真の神に背を向け、偶像バアルに心を奪われていました。主は、ホセアに背を向けた姦淫の妻ゴメルを愛するように命じられました。

▽当時の女性の立場を考えるとすばらしい恵みです。主はイスラエルの民にご自身の愛を思い起こさせるため、ホセアにそれを命じられたのです。

私たちも、神に愛される資格があり、また、神が望まれる条件を満たしたから神の子、キリストの花嫁となったのではありません。〈エフェ2:4-6〉

 

ゴメルを買い戻すホセア

▽神の命令により淫行の女ゴメルと結婚し、2人の子も生まれたのですが〈1章〉、ゴメルはホセアのもとを出、他の男のもとへと走りました〈2:4-15〉。

▽そんなゴメルをなお愛し、ゴメルを買い戻すようにという主の命令に従って、ホセアはゴメルを買い戻し〈2〉、「二度と淫行をせず、私の元に留まれ」と戒めます〈3〉。

神は、罪の奴隷であった私たちをも、御子イエスの命という代価を払って買い戻してくださいました。姦淫の女に言われたイエスの言葉〈ヨハ8:11〉。

 

イスラエルとの関係の回復

▽淫行の女ゴメルに象徴されるように、イスラエルの民はバアル礼拝に留まり、主の裁きによって他国に支配され、信仰も政治も経済も荒廃しました。

▽しかし、それはイスラエルの民が悔い改めて、再び神の元に帰るための鍛練の期間として、神は長く忍耐してくださったのです〈5〉。〈エゼ18:31-32〉

ゴメルを愛し、ホセアを用いられた主は、同じようにあなたを愛し、御子イエスの犠牲を通して、あなたが神の元に帰るのを待ち望んでおられます。〈Ⅱペト3:9〉