「神のものは神に」

2016.5.1.       礼 拝

 

マタイ 22:15-22(P43)     「神のものは神に」

 

ずる賢い計画 〈15-16〉

▽イエスは、ファリサイ派や律法学者に妬まれ、くり返し、言葉のわなにかけようと攻撃されました〈15〉。ここは皇帝に納める税金についての問答です。

▽彼らは、自分たちと反対の考えをもつ「ヘロデ派(ローマに忠誠心をもつ)」人々と手を取り合って、イエスを陥れようと企みました〈16〉。さらに―

▽自分たちの悪い計画がイエスや群衆にばれないようにするため、自分たちは直接出向かず、弟子たちを遣わしました〈16〉。サタンはずる賢い者です。

 

わなにかける質問 〈17-19〉

▽税金(ローマ政府がユダヤ人に課した人頭税)を皇帝に納める事は、律法に適うか。適わないかの質問は、政治と宗教に係る難しい問題です。

▽納税を認めることは、ローマの重税に苦しんでいるユダヤ人たちに憎まれることになり、反対したらローマ政府に対し、反逆であると訴えられます。

▽姦淫の女に石を投げることが良いか、悪いかの質問と同じように、どちらに答えても言葉のわなにかかる、実にずる賢い質問です〈18〉。

 

イエスの驚くべき答え 〈20-21〉

▽イエスは、彼らの質問に対し、認めることも拒むこともしないで、彼らを「偽善者」と呼び、逆に彼らに質問をして彼らを試されました〈20〉。

▽銀貨に刻まれた皇帝の肖像は、十戒(第2戒)に背くことで、神を冒涜することなのに、彼らは日常的に使っており、矛盾することになります。

私たちも「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」とみことばを心に留め、毎日の信仰生活の中で、一線を引き、けじめをつけましょう。