「涙と共に種を蒔く」

2022.7.24.     礼 拝

 

詩編126:1-6(P971)     「涙と共に種を蒔く」

 

私たちは、厳しい現実に直面する中で、涙と共に種を蒔くという経験をすることがあります。それは、無駄な行動のようにも思えるものです。それでも、私たちは種を蒔き続けたいのです。なぜなら、主はいつも、変わることなく働いてくださるからです。

1.希望を与えてくださる

イスラエルの民たちは、バビロン捕囚という問題の中にいました。自分たちの力ではどうすることもできず、将来を諦めてしまっていました。そんな彼らを主は解放してくださったのです。私たちがあり得ないと思っている事柄でも主は働かれます。希望は主にあるのです。主が与えてくださる希望をまず握りましょう。

2.大きな業を成し遂げてくださる

希望に満ち溢れてエルサレムに帰還した彼らの前には、厳しい現実が立ちはだかっていました。そのことによって、彼は希望を見失いそうになってしまったのです。そんな時、私たちは、主は成し遂げてくださるお方であることを覚えたいのです。主に不可能なことは何一つありません。主に信頼し、全てを委ねていきましょう。

3.涙を喜びへ変えてくださる

主は、どんな状況にあっても喜びの歌を与えてくださいます。涙で終わらせることはないのです。私たちは、様々なものの中から喜びを探し出そうとします。しかし、喜びは見つからず、疲れ果て、涙へと戻っていくのです。主なる神様だけが喜びを与えてくださいます。三十倍、六十倍、百倍の実を結ばせてくださるのです〈マル4:8〉。

主は、涙ではなく、喜びを与えてくださいます。今日も主に希望をおいて、種を蒔き続けましょう。そして、主にあって喜びの歌をうたう者とならせていただきましょう。