「救い主の誕生」

2014.12.21.      ク リ ス マ ス 礼 拝

 

ルカ 2:8‐14(P103)     「救い主の誕生」

 

救い主の誕生という大きい喜びのみ告げを最初に知らされたのは、ヘロデ王でも、ローマ皇帝でも、大祭司でもなく、夜中も働いていた羊飼いたちです〈8〉。当時、この仕事は人々に好まれず、その日暮らしの貧しいものでした。そんな彼らが「民全体に与えられる大きな喜びを」〈11〉最初に聞いたのです。この事は、地位や貧富の差に関係なく、福音の恵みに与れることを示しています。これはすべての人を救う神の愛です。

 

主の天使は、今日誕生された救い主として、二つのしるしを語っています。一つは、「ダビデの町(ベツレヘム)」に生まれたことです〈11〉。このことはミカの預言の成就です(ミカ5:1)。そのために神はローマ皇帝を用いて住民登録を命じさせ〈1〉、ヨセフは臨月のマリヤと共にナザレからベツレヘムへ(145km)旅をしました〈4,5〉。もう一つのしるしは、〈12〉です。これは神の御子が私たちを救うために、最も低い所へ下りて来られたことを示します(フィリ2:6-8)。そのことによって、私たちも救われます。

 

〈14〉の天使の大軍の賛美は、救い主誕生の目的を歌っています。それは神に栄光があるようにということです。イエスは(ヨハ17:4)と祈られました。また、イエスを信じる人に平和(平安)が与えられるということです。イエスはあなたを神と和解させてくださるために、十字架に命を捨てられました(コロ1:20)。だから、あなたもイエスを信じることによって罪が赦され、心の底から平安を体験できます(ヨハ14:27)。

今日、あなたもぜひ、この平安と喜びをご自分のものとなさってください。 

 

[お祈り]天の神様、御名を崇めます。私が、罪を悔い改め、イエス様の十字架の贖いを信じ、罪赦され、神の子とされた喜びと平安に満たされますように。尊い救い主イエス・キリストの御名によってお祈りします。アーメン。