「全き者として歩む」     安本神学生

2023.1.8.     礼 拝

 

テトス3:4-7(P398)     「全き者として歩む」

 

新年の1月は、気持ちを新たに行動するのにうってつけの時です。パウロはテトスへの手紙で、真理に導く健全な教えを人々に与え、そして良い行いをするよう勧めなさいと説きます。3:5では「あなたがたは聖霊の洗いによって新しく生まれた」と伝えます。福音を受け入れた私たちは、完全に新しい、全き者なのです。

1.私たちは、神の憐れみで救われた者である。

人は誰しも、そのままでは迷いや誘惑、苦しみの中で生きる存在です。しかし神様は、私たちを救い出してくださいました。これは私たちの良い行いによってではなく、神様の一方的な憐れみによるものです。この憐れみにあらためて感謝し、神様を日々誉め讃えましょう。

2.私たちは、聖霊によって新しくされた者である。

私たちは聖霊の洗いにより、新しい者へと変えられたのです。聖霊は、もうひとりの助け主としてこの世にもたらされました。福音を信じた私たちは、たとえ実感が無くとも、神様から見てすでに新しい者なのです。その事を信じ、その立場にふさわしく歩めることを確信しましょう。

3.私たちは、永遠のいのちを受け継ぐ者である。

信仰によって義とされた私たちは、永遠のいのちを約束された者です。また聖霊が住まわれることで、私たちは永遠のいのちへの希望と確信を持ち続けられるのです。そしてこの人生を、平安をもって歩むことができます。

神様は憐れみで私たちを救い出し、永遠のいのちを与えてくださいました。聖霊の満たしを求め、全き者として平安と共に日々を歩みましょう。そしてひとりでも多くの人に、この恵みの素晴らしさを証していきましょう。